土屋公民館・神奈川大学交流事業「土沢中学校 一日大学生」にて、平塚市立土沢中学校1・2年生を対象にした出張講義の講師を務めました。
- 2021年度 土屋公民館・神奈川大学交流事業「土沢中学校 一日大学生」
- 2021年11月9日
- 光と物質が織りなす世界
- 東海林 竜也
- オンライン
土屋公民館・神奈川大学交流事業「土沢中学校 一日大学生」にて、平塚市立土沢中学校1・2年生を対象にした出張講義の講師を務めました。
入門講座[レーザーを用いる分析技術]に寄稿しました。本解説論文では、はじめに光ピンセットの基礎的理論、光ピンセット装置の概要・注意点を述べています。次に、光ピンセットを分析技術として利用する主要な方法として、生体分子モーターの力学計測と、顕微蛍光や顕微ラマン分光法などを組み合わせた光ピンセット顕微分光法について事例を挙げて紹介しています。
カシオ財団 第39回(令和3年度)研究助成に採択されました。
Webを通じての贈呈報告が行われ、研究助成金贈呈証と記念品を賜りました。
研究テーマ:光圧増幅ナノ構造体を用いたナノ物質マニピュレーション法の開発
代表者:東海林 竜也
群馬工業高等専門学校 令和3年度「連携教育-将来を考えるセミナー」にて、専攻科1・2年生、本科4・5年生を対象にした出張講義の講師を務めました。
[油水界面を利用したナノ粒子光捕捉]
水/ヘキサンまたは水/イオン液体からなる液液界面を利用することで、溶液中のTiO2やZnS-AgInS2 (ZAIS)などのナノ粒子や金ナノ粒子の光捕捉に成功しました。
鳥本教授(名古屋大学)、坪井教授(大阪市立大学)、飯田教授(大阪府立大学)、大谷教授(北海道大学)らのグループとの共同研究の成果です。
[インコヒーレント光を用いた光捕捉法]
従来の光ピンセットには高強度のレーザー光(コヒーレント光)が必要不可欠ですが、チタンナノ構造体(ブラックチタン)を用いることで、高圧水銀ランプ(インコヒーレント光)でも水溶液中のナノ粒子を捕集できることを発見しました。
坪井教授(大阪市立大学)、鳥本教授(名古屋大学)、Ivanova教授(RMIT大学)、Juodkazis教授(Swinburne工科大学)らのグループとの共同研究の成果です。
[集光レーザー型光ピンセットによるコアセルベート形成]
集光近赤外レーザー光による光圧と光熱効果によりポリ(N,N-ジエチルアクリルアミド) (PDEA)水溶液中にwater-in-oil-in-water(w/o/w)型のコアセルベート液滴を形成することに成功し、液滴中の高分子構造を顕微ラマン分光法により明らかにしました。
坪井教授(大阪市立大学)、麻生准教授(大阪大学)らのグループとの共同研究の成果です。